日常 雑記

オーストラリアで賃貸契約!物件探しや内見の方法は?

実は最近引っ越しをしました。
約2年半住んだメルボルンから、パースへ。
オーストラリア東海岸から西海岸への大移動です。

オーストラリアでの引っ越しは、シェアハウスも含めてこれで4度目だったのですが、
よみがえる前回の新居探しの大変さよ・・・

思い返せば2年前、相方とともに住んでいたシェアハウスを出て、
2人だけでアパートに住もうと引っ越しを決めたとき。

私はそれまでシェアハウスにしか住んだことがなくて。
もちろん過去に何度かシェアハウス探しをしたわけですが、
新居探し?ちょれーちょれー、賃貸物件探しもシェアハウス探しもそんなに大差ないんじゃん?
と思っていました。

というのも、私自身、カナダでもオーストラリアでもシェアハウス探しで苦労したことがこれまでの経験ではなかったから。

ところがどっこいですよ。

探し始めて気付いた、オーストラリアでの賃貸物件探しの面倒なこと面倒なこと。
考えるだけでげっそりしちゃって、2人の間でその話題に触れようものならお互いに機嫌が悪くなるという・・・

なので極力話題には出さない、するともちろん進まない。
負のループ。

そしてあれから2年経ち、その地獄をまた経験することになるとは・・・泣

今回はそんなオーストラリアでの賃貸物件探し(私の場合)について、お話していこうと思います! 

賃貸物件探し、どうやってスタートすればいい?

まず、私たちが新居探しで踏んだステップはこんな感じです。 

物件探しステップ

  • 賃貸物件が掲載されているサイトに登録
  • サイト内の物件を漁り、よさそうな物件があれば内見予約
  • 予約した日時に内見へ
  • 内見した物件が気に入れば、申し込み
  • 不動産会社から入居OKの連絡が来れば新居探し終了!

一見すると普通、というか、まあこんなもんでしょうと。
面倒だの大変だの散々騒いだわりに、普通の中の普通。

あれー?なんかもっと大変だった気がしたんだけどな。

ステップ1:サイト登録、希望する条件を決める

Biljana JovanovicによるPixabayからの画像

まずは、とりあえず検索して一番上に出てきた、下記サイトに登録しました。

基本情報を入力して登録が完了後、すぐに物件探しを開始。

私たちの場合、希望する条件は

  • 寝室は2部屋
  • アパートなら2階以上
  • バルコニーか庭付き
  • 各部屋の広さもそれなりに欲しい

こんな感じ。

2人で住むので寝室は1つでもいいのですが、オフィス用や趣味に使う部屋が欲しくて。

また、料理好きな相方にとって、狭いキッチンはどうしても苦痛のようで、
一部屋一部屋それなりにスペースに余裕のある物件がいいね、とのことでした。

あとは、この辺に住みたいね~とエリアを指定して、検索開始! 

ステップ2:気に入った物件に内見予約

さて、諸事情により1か月ちょっと以内に新居を探す必要があった我々。
そして今回賃貸物件探しで要した期間は、丸々1か月。

ギリギリのタイミングでした。

今回、メルボルン→パースという州境を越えた引っ越しだったため、
それまでメルボルンで住んでいたアパートはすでに退去しており、
パースではAirbnb滞在から生活をスタートさせました。

迫るAirbnbのチェックアウト日に焦りを感じる日々を送りながら、
私たちにとっては一番の難関、内見予約へ挑みます。

この物件いいな~、と思って内見予約ページに進むと、
不動産会社が指定した日時が出てくるわけですが、都合がつかず予約できないことも多々ありました。

というのも、内見のスケジュールはだいたい日中・・・(たまーに夕方も)

そして内見のスケジュールは、
私の見たところだと物件1つにつきだいたい週1回~2回のみのところが多いイメージでした。

つまり、どんなに気に入った物件であっても、
その週に1回か2回しかない内見スケジュールの都合がつかなければ、
諦めるしかない・・・のかな、と。

もし入居者が決まらなければ、翌週に新たなスケジュールが出ていることもありましたが。

これ、普通に日中働いている人たちは、どうやって新居探しするんだろう。

前回の新居探しでは相方も私も日中働いていたので、なかなか内見の予約が取れず。
ものすごーく苦労したのを覚えています。

まあ、もしかしたら内見せずに物件決めちゃう場合もあったりするのかもですが、
私たちは絶対内見してから決めたい!と思っていたので、そこは譲れない。

今回に関しては、私はまだ仕事を始めておらず完全フリーだったので、
苦労はするだろうけど前回よりはラクに見つかるのでは?とちょっと期待。

そしてここから私の内見地獄が始まるのです・・・ 

ステップ3:いざ内見へ!

来る日も来る日も内見に行きました。

私たちはひとつのエリアに絞っていたので、一日に3~4件の家を見て回ることも。

相方は日中仕事なので、内見は私の仕事!

某エリアを一日中歩き回り、
合間合間に登録サイトを確認して新たな物件が掲載されてないかチェック。

平日はほとんど毎日どこかしらの内見に行ってましたね。

そんな生活が1か月近く続くと、
どの物件を見たのか、どの物件が良かったのか、だんだん分からなくなってきたり。

部屋の様子をビデオや写真に撮って相方にシェアしてたので、
ただでさえギリギリだったスマホの容量もパンパン。

そしてそして、家賃$350/週くらいかそれ以下の物件だと、希望者も多く内見にはいつも行列・・・$450/週を超えるくらいから、内見希望者もかなり少なくなってくる印象でした。

内見希望の方々を見た感じ、$300/週~$400/週前後の物件は若いカップルや学生さん2~3人のグループが多く、$450/週~くらいになると、家の広さにもよりますが、家族連れの方が多かった印象です。

数少ないペットフレンドリーの物件も、内見者数多かったかな。

そして内見希望者が多いということはもちろん、
その後申し込みをした場合の競争率も激しいということ。

私たちも、気に入った物件にいくつか申し込みしたのですが、

私が無職なのが印象悪いのか、
提示されている家賃よりも高めで払いますよ!という人達が多いのか、
やはり内見で行列ができていた物件には選ばれることはありませんでした。泣

ステップ4:気に入ればアプライ!

さて、内見を経ていざ申し込みとなると、
これまた面倒な書類を仕上げて不動産屋に提出する必要があります。

とはいえほとんどがオンラインでの申し込みだったので、当初考えていたほどの労力は使いませんでしたが、一部紙ベースでしか受け付けてないところもありました。

1件ものすごく気に入ったところがあって、
内見終了時に、立ち合いの不動産屋の方にオンラインで申し込み可能かどうか確認したところ、
オンラインでも可能だけど紙の方が・・・と言われ。

申し込み用紙もその場でもらってきたのですが、それでもオンラインで申し込みを完了させた結果、
結局私たちのオンライン申し込みは既読にすらならなかったという。。

その物件は、我々の申し込みは未読スルーのまま、
入居者決定によりサイト掲載修了!というお知らせが後日出て終了しました。

悲しーーー。

とはいえ、紙ベースでの申し込みが好まれるケースは今回の経験では少なかったように思います。

さて、日本で自分の力で新居探しをしたことが皆無の私としては、
(日本では常に社宅にお世話になっていたため)
日本とオーストラリアでの賃貸物件への申し込み方法の違いや、
どちらの方が簡単・大変、などという知識は全くないわけですが、
それでも物件申し込み面倒くさいなーーー!!!と感じるには十分なほどの、
下記のような情報を記入していく必要がありました。

  • 家族情報
  • 緊急連絡先
  • 過去の何件かの物件入居履歴
  • 過去に住んでいた物件を管理している不動産会社情報
  • 現職場、ないしは過去の職場情報
  • 不動産会社が連絡が取れる私の(元)職場同僚複数人の連絡先
  • 不動産会社が連絡が取れる私の友達複数人の連絡先
  • その他もろもろ

上記に加え、申し込み者のIDや給料明細などの書類と、サポートレターも作成。

んー、こうして書き出してみると、こんなもんだったっけ、当たり前のことじゃん。
て気もしてきましたが。

でも完成させるのに数時間かかったのですよーーー、私は。

オンラインで申し込み可能であれば、一度入力した上記の情報はそのまま保存されているので、
2件目以降の申し込みは、物件情報が変わるだけで済んでラクだったのですが、
紙ベースだとこれを毎回書く必要があるわけです。

もうね、内見の時に気に入っても、紙ベースで申し込んでくださいと言われたら、
申し込み自体を諦めてしまうほどに疲れてしまいました。

物件掲載サイトで物件チェック、内見予約、内見、申し込み。
これを延々と繰り返し、なかなか新居が決まらない中、
滞在中のAirbnbのチェックアウト日があと1週間と迫ってきたころで、

私たちは決断をします。

Airbnb滞在延長は避けたい!起死回生の一手!

この物件・・・日付を見るともう2か月以上掲載されてるよね・・・

と、相方がとある物件を見つけてきました。

私もその物件がずっと掲載されていることは気付いていたのですが、
掲載写真を見た限りではちょっとな・・・という感じだったので、
内見にはまだ一度も行ったことがありませんでした。

ただ、古い家は嫌だのガスコンロじゃないと嫌だの、
そんなことを言っている時間は我々にはなかったわけで。

さっさと決めないとあと10日前後で家なき子になってしまう!!!
(もしくはどこか新たな滞在先を探すか・・・出費が痛い)

その物件の近々の内見スケジュールが週末だったため、
タイミングよく相方と2人で行けるということもあり、速攻内見予約。

そして当日、内見に足を運んでみると・・・
あら、写真で見るほど悪くはない。
各部屋スペースも十分。
日当たり良好でバックヤードも素敵。
家賃も当初の予定通りで、予算範囲内。
(この頃になると、もう家賃を上げて競争率の低い物件を探すしかないか・・・てなモードでした)

もちろん、希望していた条件通りの物件ではなかったけれども、
それでも私たちが最低限譲れない条件は全てクリア!!

とゆーことで、その日のうちに申込書を完成させ(紙ベースでした。。泣)
翌日には不動産屋に持っていきました。

ステップ5:待ち望んだ不動産会社からの連絡。闘いの終わり

Free-PhotosによるPixabayからの画像

どうしてその物件が2か月以上もずっと残っていたのかは謎のまま。

掲載写真がイマイチだったのか、築年数がかなりいっててリフォームされてない、
などいろいろと理由はあるのかもしれませんが、
私たちにとってはロケーション、スペース、日当たりなどもろもろの譲れない条件はオールクリア!
だったわけです。

そして申込書を提出して2日後、無事に入居者に選ばれました!という連絡が!

あー良かった!
本当にありがとう!!!

不動産会社に無理を言って、入居日をAirbnbチェックアウト日と同じ日にしてもらい、
契約書にサイン。

こうして私たちの新居探しは終わり、
引っ越しまでの残り数日間、やっと心穏やかに過ごすことができました。

古い家なので、虫問題やその他自分たちで対処する必要があることも多少はあるのですが、 
新生活でやるべきことをあれこれ考えるのも楽しくて、とにかくハッピー!!

最後に

今回は私の経験をもとに、オーストラリアでの新居探しについてお話してきました。

結局20件ほど内見に行き、
気に入った物件が6~7件ほど、アプライしたのが5件、
そしてうち1件は未読スルー、3件からはお祈りメールが届きました。

実際に物件を見て気に入る物件が少なかったことも事実。(わがまま??)
私が無職だったことも、決まりにくかった要因なのだろうか・・・。

ここに書いたことはあくまで私の経験なので、
使用する物件情報サイトや、エリア・州、また時期によって、それぞれ違ってくると思います。

特にパースでは新型コロナウイルスが他州に比べて比較的落ち着いていることから、
嘘か本当かパースのある西オーストラリア州への他州からの引っ越し希望者が多く、
コロナ以降家賃は値上がりし、競争率も物件によっては激しめ、と聞きました。
(実際に調べたわけではないので確かな情報かどうかは分かりませんが、なんとなく納得)

逆に私たちがメルボルンで住んでいたアパートは、
ロケーション抜群、リフォーム済み、ガスコンロ、駐車場付き、日当たり良好で最上階、
という私にとっては無敵の好条件であるにも関わらず、
しばらく次の入居者が決まらず、提示されている家賃もどんどん引き下げられていて・・・
最終的に、私たちが払っていた家賃よりも10%ほど安くなっていました。

何はともあれ、無事に希望に近い条件で新居が決まってよかったです!

予算や条件などから100%希望通りの物件を見つけることはとても大変だと思いますが、
今後新たに賃貸物件探しをされる方々に、少しでも理想に近い物件が見つかりますように!

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