初めてのワーホリもしくは海外留学に出発する前、住む場所の確保や学校、エージェントはどうするのかなど、いろいろと準備しておくべきことはたくさんあります。
もちろん、ビザや学校、住む場所などの準備は必須ですが、ではそれ以外のちょっとしたことはどうでしょうか。
今回は、やってもやらなくてもどっちでもいいんだけど、出発前にやっておいて良かった!逆にこれは必要なかったかな、と思うことを、私の目線からご紹介します!
やっておいて良かったと思うこと
必須の準備ではないなら、もちろんそのために時間を割く必要はありません。 人によっては優先順位も違いますし、それがお金のかかることであればなおさらです。
ただし、準備をしておくことによって、その後の海外生活が少しだけ快適になったり、余分な心配事が軽減されたり、そういった「ちょっとしたこと」ってあると思うんです。
まずは、私が海外へ出発する前に済ませておいてよかった!と思うことについてご紹介していきます!
ICL手術
私が一番、日本でやっておいて良かった!と思うのはこちら、ICL手術です。
ICLとは視力矯正手術のことで、私は、カナダのワーホリを終え日本に帰国したタイミングで手術を受けました。
当時話題になっていたはレーシックなのですが、私の場合は視力が悪すぎて、レーシックで例え角膜をギリギリまで削ったとしても、期待するほどの視力は出ない、と眼科で言われまして。
で、ICLであれば、私の視力でも問題なく1.0以上には持っていける、と。
いろいろと説明を受け、そのままICLの手術を受けることに決めました。
その後の2度目のワーホリ、オーストラリアでは、コンタクトレンズやメガネの心配をする必要はなく、コンタクトを装着したり外したりなどの、人生における小さなストレスがひとつ減った!!という感じで、本当にやってよかったなぁ、と実感しました。
裸眼の時と同じように毎日過ごせて、やりたいこともできるというのは本当に快適ですね。
予算面から考えると当初はレーシック希望だったのですが、術後の経過やその後の生活などから考えると、ICLで逆に良かったなぁ、と今は感じています。
海外に行こうが日本で生活していようが、どちらにしてもやった価値はあったな、と思っています。
>>>ICL手術とは?手術から6年経過した私の現状やおすすめの理由も!
歯科治療
さて、上記のICLに関しては、海外にいくならやっておいた方がいい!というよりは、手術を受けたことによって、日本・海外にかかわらず、生活がちょっとストレスフリーになった、というお話だったのですが。(私個人の感想です)
歯科治療に関しては、長期で海外に行くなら絶対に済ませておいた方がいいと思います。
というのも、海外の歯科治療は日本と比べると高額だとか・・・・
実際私は一度も海外で歯医者さんにかからなかったので、具体的な金額などは分からないのですが。
そして、海外留学保険などには、歯科治療費補償がついてないものも多いんです。
カバーされているものだと、保険料も結構高くなっちゃったりしていて(私の経験では)、私が初ワーホリでカナダに行った際も、金銭面の事情から歯科治療補償がついてない保険に加入していました。
オーストラリアで学生ビザを取得する際に、OSHCという海外留学生健康保険に加入しなければならないのですが、確かこちらにも歯科治療補償はついてなかったと思います。
歯科治療補償つきの海外留学保険に加入していれば問題ないのでしょうが、そうでない場合、もし歯医者さんにお世話になってしまうと、保険でカバーされない上に、高額・・・。
泣ける。
ということになりかねないので、出発前に日本で歯科検診を受けることをお勧めします。
私も毎回出発前には念のために歯科検診に行っています。虫歯が見つかれば治療してもらい、オーストラリア出発前は、親知らずも抜歯してもらいました。
現在は歯科治療補償付きの現地の保険に加入しているので安心ですが、オーストラリアに来て数年、幸運なことに、まだ一度も歯医者さんにはお世話になっていません。
クレジットカード作成
クレジットカードに関してはみなさんご存知の通り、やはり働いているうちに!仕事を辞める前に!!ひとつ作っておくのがいいと思います。
仕事を辞めちゃうと、新たに作るのが難しくなっちゃいますもんね・・・
海外旅行によく行かれる方や海外留学などを検討中の方は、海外旅行保険がクレジットカードに付随してくることもあるので、そのあたりも確認して作成されるのがいいのではないかと思います。
私のクレジットカードにもしれっと付いてました。知らんかったけど。
必要なかったかな、と思うこと
ここからは、出発前に準備はしたけど、必要なかったかも・・・と私が思うことをご紹介していきます。
電子辞書の購入
結構ね、いいの買っちゃったんですよ。痛い出費だったけど、必要かな~って思って。
海外滞在中、ほとんど使いませんでした。今はもうどこにあるのかすら覚えてないです。多分まだスーツケースの奥底に眠ってるんじゃないかな・・・。
語学学校に行き始めたころ、本当に初期のころは、もちろん学校にも持って行ってました。授業中も机の上に出して、いつでも調べられるように。
ただ、私のクラスの先生は、単語の意味が分からないときは、辞書は引かずに英語で質問して下さーい!という方だったので、隙あらば辞書をいじっていた私は、よく注意されていました。
辞書を使うと注意されるので、だんだん学校にも持っていかなくなり・・・そして家にいるときや外出時などは、全部スマホで調べられちゃうんですよね。
カナダでもオーストラリアでも本当にほとんど使わなかったので、わざわざ購入するほどでもなかったかな、と今更ながら思います。
現地通貨への両替
当時日本ではキャッシュレス文化なんてまだまだ進んでなかった(と思う)ので、バリバリの現金主義だった私。
カナダへの初渡航時も、現金持ってないと不安!てことで、当時持っていたなけなしの残金を、銀行でほとんど全てカナダドルに換金して持っていきました。
為替手数料、めちゃ高いんですね・・・。
そういった手数料関係は全く調べないまま最寄りの地方銀行に駆け込んだので、銀行でめちゃくちゃびっくりしたのを覚えています。
というか、海外ATMでも日本の口座からお金を現地通貨で引き出せるようにと、出発前にせっかく新生銀行で口座開設をしたのに、残金のほとんどを現地通貨に両替したせいで日本を離れる時点で日本の銀行口座はほとんどすっからかんだった私。
新生銀行のキャッシュカードを作った意味、ほとんどなかったなー、と。笑
そして、カナダの語学学校やホームステイ先でできた友達などから、どこそこの両替所だと為替手数料安いらしいよ、とかそんな情報を聞いたり聞かなかったり。日本円のままいくらかカナダに持ち込んで、手数料が安い両替所でカナダドルに換金している人も、私の周りには結構いました。
みんな、よく調べてる・・・!!!
手元にすぐに使える現金が十分ある!ということは、もちろん安心ではあったけど、今考えると、日本では必要最低限だけ換金しておいて、あとは現地についてからにした方が、為替手数料なんかも節約できたのかなぁ、とか思ったり思わなかったり。
やっときゃよかった、と思うこと
どっちでもいいけど、今考えたらやっておけば良かったな、と思うこともたくさんあります。
人によってはどーでもいいことでも、そして当時の私にとっても後回しにしても問題ないと感じたほどの些細なことでも、今現在の私は結構真剣に悩んでいたりするんですよね。
脱毛
もともとぽっちゃり体型の私。
二の腕や太ももを隠すために、ノースリーブのトップス、ミニスカートやショートパンツなどは日本では着たことなかったのですが、カナダやオーストラリアで生活してみると・・・
自分の体型のことなんて、ほとんど誰も気にしてない!
そして、みんな自分が着たい服を着てる。
で、その中で生活していたら、私も日本にいた時と比べて着る服が変わってきました。めちゃくちゃシンプルでピチッとした、袖がなかったり布が短かったりする服なんかをよく着るようになったのですが、そうなると、以前に比べて多少露出が増えるわけです。
ムダ毛の処理が、面倒くさい。
ワックスは痛そうで怖いので私にはちょっと無理なのですが、この際もう医療脱毛とかトライしてみたいな・・・と思う、今日この頃です。
本当に留学には何ら関係ないしどうでもいいことではあるのですが、せめて脇・二の腕・足の脱毛は若いうちにやっておけばよかったなーと思いながら、お金貯まったら脱毛に行ってみるか、と下調べの日々を送っています。
英語の勉強
これはもう海外に行くにあたって当たり前の話ではあるのですが、英語の勉強はもっとちゃんと、出発前にやっておけば良かったと思っています。
英語を全く喋れなくてもワーホリや留学には行けますし、語学学校に通うことだってできます。
ただ、なんとなく海外で1年~2年間過ごしたというだけでは、やはり英語力は伸びません。
海外で生活するにあたって、やはり英語力は高いに越したことはありません。英語レベルによって、仕事の幅も大きく変わってきます。
私の場合は、意味を理解できる単語数が圧倒的に少ない 、というのが問題の1つなのですが、1日たとえ1個でも10個でも、日本にいるときから少しずつ単語を覚えていく癖をつけておけばよかったなぁ、と今更ながら思います。
貯金
これも当たり前の話ではありますが、やはりお金はないよりはあった方がいいですよね。
私は本当にギリギリの貯金額でワーホリをスタートしたので、旅行などはほとんど行けませんでした。語学学校の友達数人で、泊りがけで旅行に行くときも、私はお金がなくて我慢・・・。
語学学校を卒業と同時に仕事を探して、仕事を見つけた後はひたすら働いてました。なので、私のワーホリの思い出は、語学学校と、仕事と、あと友達と行ったちょっとした日帰り旅行くらいです。
せっかく海外に長期で滞在していたのに、ろくに遊べもせず、旅行にも行けず。これはもったいなかったな、と今でも思います。
借金完済
奨学金の返済と、車のローンを抱えたまま、ワーホリに旅立ったのは私です。
貯金が壊滅的に下手くそで、お金はあればあっただけ使っちゃってたので、奨学金の繰り上げ返済とか、全く利用したことがありません。
日本を離れた時点で、日本の口座にはわずかばかりのお金しか残ってなかったので、現地で仕事を見つけてからは、ある程度お金が貯まると、日本へいくらか送金して奨学金とローンの支払いに充てる、という生活を送っていました。
なので、ワーホリ時代もなかなか貯金はできず。
無駄遣いをしなくなったのは良かったのですが、結局多くはない給料から日本へ送金していたので、旅行などに行くお金はほとんど残りませんでしたね。泣
自分、出稼ぎにカナダに来たんか・・・?
なんて当時は思ったりしていました。笑
やはり日本で正社員で働いている間に、少しでも返済は進めておくべきだったと実感しました。
まとめ
今回は、私が感じたワーホリ・留学出発前の必須ではないちょっとした準備について、ゆるくお話してきました。
やっておいたことでその後の海外生活でストレスが軽減したり、逆にここまでやるのは心配しすぎだったかな・・・と感じたことなど、小さなことではありますが、海外生活数年目の今だからこそ思うことが多々あります。
もちろん小さな不安まで全て解決して、準備万端で海外生活に臨むことが一番理想的ですが、必ずしも必要ではない準備の場合はある程度優先順位をつけて、自分に必要なもの、必要ないものなど、見極めることも大切だね、と思います。