日本で購入したスマホをそのまま海外でも使えるととても便利ですよね。
モバイルWi-Fiルーターのレンタルや現地の無料Wi-Fiスポット利用など、Wi-Fiを利用することで海外で自身のスマホをそのまま使用できる方法はありますが、逆に言えばWi-Fiがないと使用できないということになり、しばしばそれを不便に感じることも出てくるかと思います。
日本にいるときと同様、海外でもWi-Fiの有る無し問わず気軽にスマホを使いたい!そんなあなたにはsimフリースマホがおすすめ!
今回は、私のカナダ初渡航時の経験からsimフリースマホ購入に至った経緯を踏まえ、simフリースマホをおすすめする理由と海外での契約でおすすめのプランについてお話します!
私がsimフリースマホにたどり着くまで
初ワーホリの際、simフリースマホのことなど全く知らなかった私は、当時利用していたキャリアで新たに機種変更したばかりのiPhoneを握りしめてカナダでの生活をスタートさせました。
日本に比べると無料Wi-Fiスポットは現地にたくさんあったし、通っていた語学学校やホームステイ先でもWi-Fiが利用できたので、最初は特に不便も感じず、現地の電話番号などは持たずWi-Fiのみで生活していました。
【待ち合わせ失敗】不便さ爆発
渡航初期の頃の行動範囲といえば学校と家の往復に加え、学校帰りにクラスメイトとカフェに立ち寄る程度のものだったので、Wi-Fiだけで十分事足りていました。
生活や学校に慣れてくると、少しずつ行動範囲が広くなっていくわけですが、Wi-Fiのみ生活での限界を感じたのは友達との待ち合わせで初めて派手に失敗したとき。
決して時間に正確とは言えない私は、待ち合わせ時間に間に合うギリギリに家を出て、その際に「ちょっと遅れるかも」と友達に連絡し、友達からは「どんなに遅れたとしても待ってる」との返事。そしてそんなときに限って地下鉄は結構な遅延。
結果、ちょっとどころではない大遅刻をしてしまったのですが、現地に到着しても友達の姿が見つからない。そこは出口が複数ある少しだけ大きめの駅だったので、全ての出口を駆け回るも友達を見つけることができず、駅を出て少し離れたWi-Fiが使えるカフェへ。しかしうまくWi-Fiに接続することができず、結局諦めてまた駅に戻り、されど友達とは会えず、その日は終わりました。多分1~2時間くらい駅周辺で探し回っていたと思います。
諦めて家に戻り再度友達に連絡してみると、友達も諦めて家に帰ってきたところだったようで、私たちは駅構内で絶妙にすれ違い、そして友達がWi-Fiを求めて立ち寄ったカフェは、私が行ったカフェとは駅を挟んで反対側。
その間私は一切Wi-Fiをキャッチすることができなかったのでメッセージの受信も送信もできず、そして友達はカフェでWi-Fiをキャッチして私にメッセージ送信するも私からは全く音沙汰無し。
待てど暮らせど待ち合わせ場所に現れない私を心配した友達は、私に連絡を入れるためにカフェに移動したり駅に戻ったりを繰り返していた様子で、もうこれは明らかに大遅刻した私の責任で、本当に申し訳なかったです。
そのときに、もう一刻も早く現地の電話番号を契約しよう、と固く誓いました。
【購入orレンタル】PhoneBoxとの出会い(カナダ)
私がスマホをどうするか考えていた当時、クラスメイトが現地で新たなsimフリーのスマホを購入して使用していました。話を聞いてみると、当時の私にとっては結構高額であったことや(そりゃそうですよね)、そのクラスメイトは年単位でのプラン契約をした、などの話などから新たなスマホ購入は断念。もちろん安いスマホも探せばあったのでしょうが、英語が喋れない中で自分でリサーチする気力がわかず・・・するとほかのクラスメイトから耳寄りな情報が!
どうやらスマホをレンタルできるところがあるらしい。しかも月々の支払いはお手頃価格。
さっそくそのクラスメイトに詳しく情報を教えてもらい、お店へ足を運びました。PhoneBoxというお店で、日本語対応OKだったのでありがたいことこの上なし。デポジットを支払って現地スマホをレンタルし、そして月々$39.55(カナダドル/当時)のプランで契約しました。
レンタルしたスマホは格安のものだったからか、日本語入力はできませんでしたが、「Simeji」というアプリを利用することで日本語入力も可能になりました。
こうして電話もテキストも、そしてWi-Fiを気にすることなくLINEなどもできる便利生活に突入したわけです。
そしてsimフリースマホという結論に
レンタルスマホで無事ワーホリを終えた私ですが、ワーホリが終わる直前、シェアハウスで知り合った友達から、現地の携帯会社とのプリペイド方式の契約であれば年単位の縛りもなく、好きな時に契約をストップできるという話を聞きました。
もちろんsimフリースマホを保有していることが前提ではありますが、調べてみるとその場合の月々のコストはPhoneBoxでの契約よりもさらに安くなるので、海外で最もお得に電話を使える方法だと思います。
初めてのワーホリでそれを学んだ私は、カナダから帰国後すぐに次回オーストラリアへのワーホリに備えて、なけなしのお金をはたいてsimフリーのiPhoneを購入。
もちろんほかのブランドで探せばもっと安くスマホを購入することもできたのですが、私はそれまでもiPhoneを使っていたため、iPhoneだと日本語入力も英語入力も簡単な設定によってどちらも可能だということをすでに知っていたことや、万が一何か困ったことがあった時にもAppleストアは世界各国にあるのでお店に駆け込めばいいや、という理由からiPhoneを選びました。
おすすめはプリペイド方式での契約
simフリーiPhoneを手に入れてからは、日本滞在中やカナダに短期旅行に行った際も含め、オーストラリアでのワーホリ滞在から現在に至るまで、ずっと現地の携帯会社のプリペイド式プランを利用しています。
特に現在は格安携帯会社を使っているため、オーストラリア国内であれば無制限で通話やテキストができ、3GBの容量がついて月々(30日間)$15(オーストラリアドル)というありがたい料金で利用できています。プリペイド方式のため30日経って期限が切れるごとにまた$15払って契約を復活させる、を繰り返しています。
現在の格安携帯会社に乗り換える前は、オーストラリア国内大手と言われる会社のsimを使っていましたが、そちらもほぼ同じ条件で月々(こちらは28日間)$30程度だったと思います。格安携帯会社に比べると少し割高ですが、日本と比べるとそれでも安い!
支払いも、使用しているキャリアのアプリを利用してオンライン上で完結できるので、非常に簡単です。
支払いを止めた場合は、最後の支払いから30日経った時点で自動的に通話やテキスト、データが使えなくなるので、例えば日本に帰国することになったとしても、放っておいてもOK。このような条件を考えると、オーストラリア滞在期間が限られているワーホリや学生の方にはぴったりのプランですよね。
最後に
先に述べた通り、私は下記のようにステップアップしていきました。
- 日本から持参のsimロックがかかったスマホでWi-Fi接続時のみ利用
- 現地でスマホレンタル&プラン契約
- simフリースマホを購入し、日本・海外ともに現地のSIMカードを購入してプリペイド契約を利用
スマホの購入を考えている方で、もし近い将来海外へ行く予定があるのであれば、先に述べた私の経験からsimフリースマホをおすすめします。初期費用はかかってしまいますが、その後のことを考えると断然simフリー。使い慣れた自分の携帯を、海外でもそのまま使えるのはとてもありがたいです。
simフリースマホを持っていれば現地のsimカードを利用することが可能ですし、さらにプリペイドプランであれば月々の料金もかなりお手頃です。帰国時の手続きが必要ないということもプリペイドプランの大きなメリットですよね。
最近は端末によってはsimロック解除も可能になっているようですので、simフリースマホが欲しいけどまとまったお金を出すのはキツイな・・・という方は、一度調べてみるといいかもしれません。