バレー・オブ・ザ・ジャイアンツ(Valley of the Giants)のツリートップウォーク。西オーストラリア州パースにお住まいの方であれば、聞いたことある!という方も多いのではないでしょうか。
このバレー・オブ・ザ・ジャイアンツは、パースの南東約400kmに位置する、西オーストラリア州で有名な観光地です。私はレンタカーでサザンオーシャンを目指したロードトリップの途中で立ち寄りました。
パースから南へ行くにつれどんどん雄大な森が広がっていき、数年前パースの北側に旅行に出かけた際に見た風景とのあまりの違いに、とても驚きました。北はどちらかというと砂漠が広がっている、という感じだったので、緑豊かな南側との真逆の風景に、やはりオーストラリアは広いなぁ、と実感。
今回は、そんな緑豊かな西オーストラリアの南端に位置する、バレー・オブ・ザ・ジャイアンツについてお話します!
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バレー・オブ・ザ・ジャイアンツとは
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツ(Valley of the Giants)は、西オーストラリア南端のウォールポール・ノーナルップ国立公園内にあります。
このバレー・オブ・ザ・ジャイアンツには、ユーカリの木々からなる雄大な森林地帯が広がっており、それらの木々の中には「ジャイアンツ(巨人)」という名前が付けられる由来となった巨木もいくつかあります。その中には、樹齢400年を超えるものもあるのだとか。
また、こちらのエリアに生息している植物の中には、約6500万年前のゴンドワナ大陸時代に起源を持つものもあるそうです。
ツリー・トップ・ウォーク
このバレー・オブ・ザ・ジャイアンツの大自然の中に設置されているのがツリー・トップ・ウォーク。
全長600メートル、高さ40メートルに達する空中に浮かぶ遊歩道で、 太古の昔からの生態系を守るため、周囲の自然に触れることがないよう設計されています。
周りきるのにおおよそ15分~20分ほどかかるとのことでしたが、私は入り口から終わりまでもう少し長い時間かかりました。
遊歩道の入り口から歩いていくと徐々に高度が上がっていき、高いところだと木々のてっぺんよりも高い場所を歩くことになるので、空中散歩をしている気分になりますよ。
森を上から眺めるなんて、まるで鳥にでもなったように感じますね。
風が強いとちょっと揺れるので、高いところが怖い私はポイントポイントで少しの間動けなくなってしまいました・・・。高所恐怖症の人にはつらい修行のようになるかも・・・。笑
下を見ると怖いので、なるべく遠くを見るようにして進みました。
エンシェント・エンパイア・ウォーク
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツには、エンシェント・エンパイア・ウォークという森の中を歩くことができる遊歩道もあります。
こちらはツリー・トップ・ウォークとは違い、森の中を行く全長約600メートルの地上の遊歩道なので、森の中に生い茂る植物や、樹齢400年を超える巨木の根元部分などを間近に見ることができます。
レッドティングルと言われる巨木はユーカリの木の一種で、根元の円周が最大のもので16メートルもあるというから驚きですよね。
多くの巨木の根元には大きな空洞があり、実際に通り抜けることもできます。
それにしても、根元にこんなに大きな空洞があっても、なおも倒れずに大きな体を支え続けているなんて、自然の力強さを感じます!
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツの料金と営業時間
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツの営業時間は、通常は9時~17時(最終チケット販売は16時15分)となっていますが、ホリデーシーズンなど時期によって違うこともあるようなので、足を運ばれる際は念のため確認をしてみてくださいね。
VALLEY OF THE GIANTS TREE TOP WALK
ツリー・トップ・ウォークへの入場料は、大人(16歳以上)$21、そしてエンシェント・エンパイア・ウォークとディスカバリーセンターへの入場は無料となっています。
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツまとめ
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツには、地形や環境のおかげで太古の昔からの自然がそのまま残っており、ここでしか見ることのできないレッドティングルの森が広がっています。
パースからは、車で片道6~7時間ほどかかると思うので日帰りは難しいですが、マーガレットリバーやアルバニーなど、パースから南方向への旅行に行く際に計画に入れてみてはいかがでしょうか。
ツリー・トップ・ウォークで上から見下ろす雄大な森や、エンシェント・エンパイア・ウォークで空洞の中から見上げる巨木など、いつもとは違った視点で大自然を楽しめるので、おすすめです!