移住

【ワーホリ】貯金20万円だった私がカナダ渡航を決断!準備期間や費用は?

海外旅行経験は、大学の卒業旅行で行ったイタリア7日間のみ!

英語レベルは下の下もいいとこ。

そんな私が海外生活に漠然とした憧れを持ったきっかけは、
高校の先輩が、高校卒業後にワーキングホリデービザでオーストラリアに1年間行ってきた、
という話を、人づてに聞いたことでした。

そんな感じでなんとな~く、いつか旅行ではない形で海外に行ってみたいなぁ、と思い続けていた私が、ついにその夢を叶えた当時のことを振り返ってみたいと思います。

貯金20万円しかない私が渡航を決断するまで

高校時代にワーホリの話を初めて聞いてから、
なんとなく、ふわっとした感じで海外生活への憧れを持った私。

まずは、そんな私が渡航を決断するまでの経緯をさらっと。

まさかの両親から急かされはじめる

いつかお金を貯めて、ワーホリで海外生活を送りたい!という気持ちを10年以上温め続け、温めすぎてもう干からびるんじゃないかっていうとき。

当時ガラケーからスマホへ周りのみんなが移行していっていた時期で、
両親が私よりも先にスマホに機種変更してたんですね。

で、その当時サービスが知られ始めていた(と記憶している)LINEのアプリを取ったとかで、

「これであんたがいつ海外に行っても大丈夫。こっちは準備万端なのに、あんたの準備はいつできるん?」

と尻を叩かれ始めました。

高校時代からずーーーっと、
いつかワーホリで海外に行きたい行きたい、と言い続けていた私ですが、
そんな言葉とは裏腹に、
ワーホリ準備は10年以上何一つ進まないまま放置されていました。

まず、貯金ができない。
あればあるだけ使っちゃう、浪費癖のあった私。

当時は仕事のストレスも重なり、毎月のお給料やボーナスは全てショッピングで消えていました。

そんな中での両親の発言。

そして30歳という年齢制限も迫ってきている中で、
私はやっと、これはマズイ、と真剣にワーホリについて考え始めます。

渡航準備前半の話

f:id:tsum-tsum:20210604155352j:plain
Irina LによるPixabayからの画像

両親のおかげで一気に焦りを感じ始めた私は、
その後すぐに準備を開始します。

28歳:ワーキングホリデービザを申請

まずワーキングホリデービザの申請をしました。

ワーホリについては10年の間でちょこちょこ調べていたので、

  • 30歳までは取得可能
  • ビザ発給後、1年以内に入国する必要がある

というような基本中の基本だけは知っていた私。

まずはビザさえ取ってしまえば、後戻りができなくなることで腹も決まり、
勢いで準備もどんどん進められるんじゃないか、と思ったからです。

渡航先は、随分前からカナダと決めていました。
都市までは決めていませんでしたが・・・。

もう随分前のことなので細かいことは全く覚えていないのですが、
英語だらけのビザ申請に、かなり苦労したことを覚えています。

無料エージェント探し

さて、無事にワーホリビザ申請を済ませた後は、
すぐにエージェント探しを始めました。

実は20代前半の頃、とある留学エージェントの無料カウンセリングに友達と参加したことがあった私。

その時の担当の方にすごく丁寧に説明していただき、
渡航先をカナダに絞ったのも、その方の話を聞いたからでした。

その時に有料エージェントと無料エージェントがある、ということを知ったのですが、
できる限り出費は押さえたかったので、無料エージェント探しを開始。

もちろん、有料エージェントだとサポートも充実しており、
海外ほぼ初心者の私にとっては、非常に心強い存在になることは間違いない、
と分かってはいたのですが・・・

まあ、なんせ払えるお金がないからねぇ。泣

そんなわけで、見つけた無料エージェントに連絡を取り、

  • カナダのワーホリビザ申請までは完了
  • 渡航時期は今から1年以内(その間にお金貯めます)
  • 海外初心者で航空券の買い方も分からないので、基本的に手続きは全てお任せしたい
  • 語学学校に3か月ほど通いたい

など、その他細かい希望も含めてお伝えしました。

概算の見積もりを出してもらい、
ゆっくり準備をしながら、じっくり詳細を決めていきましょうということで、
すぐにそちらのエージェントさんにお願いしました。

お金の話。実際に支払った費用は?

f:id:tsum-tsum:20210604160112j:plain
Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像

ビザとエージェントが何とかなったので、あとは貯金!

ざっくりとした出発時期だけは先に決め、
それをもとに、退職時期やお金がいくら必要かについて考えました。

まだギリ28歳:退職時期と貯金計画を立てる

ビザが下りてから1年以内にカナダに入国する必要があるので、
逆算して遅くとも10か月以内での退職を決意。

となると、もちろんその期間で必要経費を賄えるだけのお金を貯めなければならないわけでして。

貯金が下手くそな私には、ここが一番の踏ん張りどころ!
お金がないとワーホリは諦めるしかない!!

ただ、給料もそんなに高くないのに10か月で果たしてどこまで貯められるのか、
正直不安しかありませんでした。

でもやるしかない!

退職時に入ってくる予定のわずかな退職金や、
新卒時から契約していた生命保険の解約などもせこく計算に入れつつ、
貯金計画を立て、大好きだった旅行を封印して引きこもりの日々を開始。

ちなみに、この時の私の貯金額、確か20万くらいだったかと思います。

うそでしょ!?て思いますよね。
その時点で6年は社会人やっていた計算なのに・・・恥ずかしい。

29歳:節約の日々と、上司に退職時期相談

仕事終わりは外食かコンビニ弁当で済ませることが多かった私も、
満を持して自炊を始めました。

そして出発予定の半年ほど前に、上司に退職予定である旨を報告。

海外渡航を計画しており、
遅くともいつまでには退職したい、と伝えました。

結構離職率の高い職場だったので、
他の誰かが退職希望を出す前に!
今年度まずは私が!!!
一番乗りに!!!

という気持ちでした。

押しの弱い私は、引き留められながら結局ギリギリまで仕事を続けたのですが、
最初にビザを取って、出発日のあたりをつけておいたのは良かったと思います。

この日には!

私は!!

飛行機に乗ってカナダに行くんです!!!

これはもう決定事項なのでーーー!!!

と、上司に伝え続け、
本当にギリギリの日程で退職させてもらえることになりました。

まぁ、お金のことを考えると、
ギリギリまで働かせてもらえたのは、結果的に良かったかな、と思いますけどね。笑

出発予定日の2~3か月前:支払いが始まる

エージェントの担当の方と話し合い、
語学学校やホームステイ先などは順調に決まっていきました。

いろんな書類を提出して、
それと同時に始まるのが、支払い。恐ろしい。

当時は本当に必死で貯金をしているつもりでしたが、
少し貯まるとまずは手付金(のようなもの)支払いで消え、
また少し貯まると学費の支払いで消え、
少しずつ貯めてはなくなる、を繰り返していました。

なので正直な話、貯金できているな、と感じることはあまりありませんでした。

でもこれらの支払いを、まだ収入があるうちにできたのは良かったかな、と。
収入がなくなってからがっつり支払いだと、
足りるかどうか不安で仕方なかったと思います。

ちなみに支払総額概算は約103万円!

さて、当時の私の支払い総額は、ざっと下記の通りです。

支払リスト

  • 海外保険:約10万(6か月分)
  • 語学学校:約40万(12週間)
  • 航空券:約25万円(往復)
  • ホームステイ:約22万円(12週間)
  • 空港ピックアップ:約2万円
  • 海外送金手数料、滞在手配:約4万円

当時の領収書を引っ張り出してきて、ざっくり計算しただけなので、
多少ズレはあるかもしれませんが、だいたい総額103万円くらいになってますね。

確か、海外保険と航空券以外は全てカナダドルで計上されていて、
それを当時の為替レートで日本円にしています。

今だとどれくらいになるのかな?

海外保険を決めるころには、もう金銭的にヒーヒー言ってたので、
カナダ滞在予定の丸々1年分の申し込みは断念し、
とりあえず半年分のみ加入しました。

どこに申し込んだのかは忘れましたが、
エージェントに勧めてもらった会社だったと思います。

今こうして見ると、結構払ったんだなー、と感じますね。

まぁ当時は海外初心者だったので、
航空券を自分で手配すれば、もっと安いのあったかも。

とか、

学校も現地で申し込めばもっと安いところ探せたかも。

とか、

保険も現地で探せばもっと安く加入できるものがあったのにな。

とか、

そんなの全然知りませんでしたからね。 

エージェントの方に手続きを全部丸投げして、
こちらは言われる書類を提出していくだけで済んだので、
支払い以外の準備はそんなに大変とは感じませんでした。

注意が必要なのは、
この金額は、ホームステイも学校も、最初の12週間分のみ、ということ。

ホームステイは朝晩2食付きだったので、とりあえず12週間はカナダで生き延びることができますが、
それ以降は自分でシェアハウスなりを探す必要があります。

もちろん、そこからの家賃や食費などの生活費は別でかかります。

ちなみに、支払いを全て終えて、出発直前に手元に残っていたお金は、
30万円ほど・・・悲し。

これは語学学校が終わったらすぐに仕事を探さないと、ヤバいな・・・
と決意を新たにした瞬間でした。

渡航準備終盤の話

支払いが終わり、パスポートもゲットし、
いよいよ出発に向けて最終準備段階となりました。

市役所へ行って、退職後の税金やらなんやらの手続きを完了させつつ、
残っていた準備を進めます。

新生銀行の口座開設

これはまだギリギリ働いていた時に申し込みをしたような気が。

クレジットカードはもちろん持っていく予定でしたが、
それとは別に、海外でも日本の口座からお金を引き出せるキャッシュカードが欲しかった私。

海外留学経験のある友達から、新生銀行のカードだと、海外のATMでも使えるよー、
と教えてもらっていたので、さっそく口座開設しておきました。

パッキング

大きめのスーツケースなんて持っていなかったので、
出発2~3日前に急いで購入しました。

実は当時、飛行機の預け入れ荷物の重量制限のことなど全く知らず、
購入したかなり大きめのスーツケースに、荷物を入るだけ詰め込んだ私。

渡航日前日に東京入りしたのですが、
そこで久々に会った友達に、「これ結構重いけど大丈夫?」
と心配されました。(ギリ大丈夫でした!)

スマホの契約を番号保管サービスへ変更

解約しようかとも思ったのですが、
その時点で解約すると、タイミング的に違約金の支払いが発生すると知り・・・

毎月400円少し払って、番号保管してもらうことにしました。

ショップへは東京行きの新幹線に乗る直前に行き、手続き。

結果、それ以降はスマホが使えず、東京で迷子に。
Wi-Fiもつながらず、どの電車に乗ればいいのかも分からず、
結局待ち合わせ場所にたどり着けなかった私は、平日仕事終わりの友達に迎えに来てもらうという大失態を犯しました。

友達と連絡を取るために、藁にも縋る思いで駅構内の公衆電話に駆け込んだことを覚えています。

ほんとごめん。

そして出発の時

f:id:tsum-tsum:20210604153708j:plain
トロントピアソン空港

友達のアパートに一泊させてもらい、いよいよ渡航日当日!

ものすごーく緊張していたのを覚えています。

ひとりで海外に行くのも、ひとりで飛行機に乗ることすら初めてだったので、
ワクワクする気持ちと同時に、カナダに到着した後のことなどをいろいろ考えてしまって。
(イタリア旅行は添乗員さんがいるツアーだったのです)

空港で無事にピックアップしてくれる人に会えるかなぁ。

英語全然できないけど、ホストファミリーとの関係は大丈夫かなぁ。

何より、カナダの空港でちゃんと入国できるかなぁ。

などなど。

結果としては、入国審査も無事に通過できたし、
(後から語学学校で聞いたら、別室に連れていかれた!って人もいました。こわっ!)
ホストファミリーもすごくいい人たちだったし、
学校も楽しくて。

心配する必要全然なかったじゃーん!てなりましたけどね。

私の初めてのワーホリは、こんな感じでスタートしたわけです!

お金はギリギリ、準備期間も予定通りで、出発したのはビザが下りてからきっかり10か月後でした。

あくまでも私の経験、そしてもう7年くらい?も前の話なので、
あまり参考にはならないと思いますが、、、

最近当時のことをふと思い出したので、思い出しながら書いてみました。

あの時は、アラフォーになった今現在もまだ海外で生活してるだなんて、思いもしなかったなー。

-移住
-,