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ICL手術とは?手術から6年経過した私の現状やおすすめの理由も!

過去の記事で、「海外留学前にやってよかったこと」の中に「ICL手術」をあげたのですが、手術をしてから丸6年が経過しました。

6年が経過した今、あの時ICLの手術をしておいて本当によかったな~、とかなり自信を持って言えます。

ICLは、レーシックに比べるとまだまだ知られていない視力矯正方法です。

そこで今回は、ICL手術とはどんなものなのか、また手術から6年経過した私の現状やおすすめの理由について、詳しくお話していきたいと思います。

ICL手術とは

視力矯正手術でよく知られているのは、レーシックですよね。

レーシックとは、角膜を削ることにより視力を調整する視力矯正法ですが、ICLは眼内コンタクトレンズと言われ、角膜を削るのではなく眼球にある虹彩の裏側にレンズを直接挿入する治療方法です。

レンズは虹彩と水晶体の間で固定させるので、一度手術をしてしまえばその後は特にレンズのことを気にする必要はなく、メンテナンスも必要ないので半永久的に快適な生活を送ることができます。

レーシックは角膜を削るので一度手術を受けたら元に戻すことはできませんが、ICLの場合は眼内に挿入したレンズを後々取り出すこともできるので、希望であれば手術前の状態に戻すことも可能です。

ICLで眼内に挿入するレンズはもちろんオーダーメイドで、それぞれの近視や乱視の度合いによって各々にぴったりのレンズが作られます。

手術について

手術時間は両目合わせて約30分ちょっと。

手術中は麻酔の点眼をするので痛みはなく、ただ眼球を押されているような圧迫感を常に感じました。

また、これは私だけだと思いますが、手術中ずっと、なんとも言えないストレスというか、胸がモヤモヤするような不快感さを感じていました。まあ、まぶしく感じる中、瞬きなどで目を閉じることができないというプレッシャーやストレスのせいだと思いますが・・・。

術後に様子見のためにしばらく病院で安静にして待機し、問題がなければそのまま帰宅という流れでした。

ほとんどの方が術後特に何事もなく比較的すぐに帰ることができると聞いていましたが、私の場合は術後しばらくして激しい頭痛と吐き気に襲われたため、予定していたよりも少し長く病院に滞在することになりました。

それでもしばらく寝かせてもらっていたら頭痛も吐き気もおさまり、無事に帰路につけました。

手術のために瞳孔を広げる点眼及び麻酔の点眼をするので、手術終了直後は、視界もぼやけたままではっきりとはしません。

しかし、点眼の効果が薄れてくるにつれて少しずつはっきりと見えるようになっていき、私の場合は手術から数時間後にはメガネやコンタクトレンズなしでも広がるクリアな視界に感動していました。

価格は?

私の場合は、手術やレンズ費用、術後1年間の定期健診も含めて、50万円でした。

レーシックと比べて、価格は約2倍前後とかなり高かったです。保険も適用外です。

ただ、この先何十年も使い捨てコンタクトレンズを買い続ける費用や手間を考えると、安いもんだと感じました。

一度手術してしまえばメンテナンスなどは基本的に不要ですし、何より毎日のコンタクトレンズの出し入れのストレスから解放されるというのは何にも代えがたい魅力です。

50万円という一時的な高い出費も、今後の生活のことを考えるとそれだけの価値があると思っています。

私がレーシックではなくICLを選んだ理由

私はもともとICLについての知識は全くなく、そもそも最初はレーシックの手術を受けるつもりで眼科にかかりました。

ただ、手術前の検査で、私にはレーシックは無理だということが判明。

私は近視と乱視がかなり強かったため、現状の視力だと仮にレーシックで角膜をギリギリまで削ったとしてもそこまで視力は出せない、ということでした。

角膜も特別分厚いわけではないし、このままレーシックの手術をしても視力がそこまで回復しないなら、やるメリットは全くない、と。

そこで先生に提案されたのが、ICLの手術だったというわけです。

ICLであれば、近視や乱視の度合いは関係なく、メガネやコンタクトレンズのように自分に合ったレンズを作れるので、私のような超ド近眼でも問題なく視力は回復する、と。

上記のような経緯で、他に選択肢もなく仕方なしにレーシックを諦めてICL手術を受けたのですが、結果的にICLにしておいて良かったかな、と感じています。

手術から6年の現状

さて、ICL手術から丸6年が経過しましたが、これまでのところ大きな問題は特になく、視力も術後の状態をキープしたまま快適に過ごせています。

視力矯正手術でよく言われる副作用ですが、私の場合は、夜の光が手術前よりも少しまぶしく感じます。

特に雨の日だと、街灯や信号の光、対向車のライトなどが濡れた道路に反射して少し見づらいな、と感じることがあるので、暗くなってからの車の運転は特に気を付けるようにしています。

ただ、私の場合はオーストラリアに引っ越してきてからは車を保有しておらず、そのため運転することも滅多にないので、今のところ個人的にあまりデメリットとは感じていません。日中の運転であれば全く問題ありませんしね。

また、年に数回程度ではありますが、ものすごく寝不足なときや疲れているときに、朝から近くがぼやけて見えにくい、という症状が出ます。遠くは普通に見えるのですが。

今のところは半日程度我慢すれば次第に通常通り見えるようになるので、特に深刻な問題としてはとらえていませんが、次に一時帰国する際に、一度先生に相談してみようかな、と考えています。

ICL手術がおすすめな理由

ICL手術から6年が経過した現在、先で述べたような少し不便に感じる副作用がありながらも、基本的には快適さが圧倒的に勝っている状態で、手術を受けて本当によかったと心の底から感じています。

そんな私が感じる、ICL手術がおすすめの理由は下記の通りです。

ICLがおすすめな理由

  • メガネやコンタクトレンズからの解放(地味に付け外しが手間でストレスでした)
  • この先数十年かかるコンタクトレンズ費用を考えると、手術を受ける方がコストを抑えられる
  • レーシックと比べるとドライアイリスクは軽減される(私は全くドライアイにはなりませんでした)
  • 挿入したレンズを取り除いて元の状態に戻すことも可能
  • 基本的にメンテナンス不要

一度手術を受けてしまえばその後は半永久的にメンテナンスが不要で、またレーシックと比べるとドライアイリスクも少ないという点は、私にとって大きな魅力でした。

レーシックの手術後、ドライアイになって目薬が手放せない、という友人も私の周りにはいたので・・・。

実際に私はドライアイにはならず、また見え方や視力などはICL手術直後の状態を維持したまま、現在にいたります。

海外で自分に合ったコンタクトレンズを探す手間がなくなったというのも、嬉しいですね。

ICL手術とは?まとめ

ICL手術について、私の体験や現状をもとにお話してきました。

ICL手術について簡単にまとめると、次の通りです。

ICL手術とは

  • レンズを眼の中に直接挿入して固定する(眼内コンタクトレンズとも呼ばれる)
  • 眼に挿入したレンズは取り出して元の状態に戻すことも可能
  • レーシックとは違い、角膜は削らない

また、私が視力矯正治療においてICL手術がおすすめだと感じる理由は、

ICLがおすすめの理由

  • コンタクトレンズ付け外しなどの地味なストレスから解放される
  • 長い目で見ればコンタクトレンズを買い続けるよりもコストを抑えることができる
  • レーシックと比べるとドライアイリスクは少ない
  • レンズを取り出して元の状態に戻すことも可能
  • 一度手術を受けてしまえば、メンテナンスは不要(しばらくは定期検診の必要あり)

上記の通りです。

レーシックと比べると知名度はまだ低いですが、ICL手術は適応範囲が広く、またデメリットは比較的少ないことから、視力矯正治療を考えている人には、是非検討していただきたい治療法です!

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