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テープ起こしとは?在宅ワークが可能で初心者にもおすすめの副業!

在宅ワークOKの求人を探していると、目にすることも多い「テープ起こし」という仕事。

ただ、仕事内容が実際にどんなものなのか、簡単にはイメージできても詳しくは分からない・・・という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、初心者からテープ起こしの仕事をスタートし、実際に1年ほど働いた経験のある私が、テープ起こしという仕事について、仕事内容や感じたことなどを初心者の目線からお話していきます。

テープ起こしとは?

テープ起こしとは、録音された音声内容を聞きながら、Microsoft Wordなどの文書作成ソフトを使用して、文字に直していく仕事です。文字起こしと言われることもありますね。

音声内容は会議や講演、インタビューなど多岐にわたり、最近では音声のみに限らず、ビデオ録画された映像データから作業を行う場合もあります。

テープ起こしのメリットとして、文字化したテキストベースでの保存だと音声データに比べて容量を大幅に削減できることや、またデータの受け渡しなども容易になることなどがあげられます。

音声データをそのまま保存するとなると、容量もかなり大きくなってしまいますからね。

最近では、音声データの受け渡しから納品まで全てオンラインで完結できることから、完全在宅ワークも可能です。

テープ起こしとは言いますが、現在はテープレコーダーではなくICレコーダーなどに録音されたデジタルデータで音声を受け取る場合が多く、その音声データをパソコンに取り込んで作業を行います。

実際にテープ起こしの仕事をしてみた感想

全くの未経験からテープ起こしという仕事に挑戦した私ですが、在宅でできるなどの魅力もある反面、当初考えていたよりもとても大変な仕事だということを痛感しました。

「音声を聞いて、ひたすら文字化していく単純作業でしょ?簡単簡単♪」なんて安易に考えてました・・・

作業自体は音声を聞いてひたすらタイピングをしていくという単純なものですが、とてつもない根気と集中力が必要となります。

例えば60分の音声データを文字に直すのに、平均すると3時間~6時間かかるといわれていますが、初心者であまり耳が良くない私は、さらにその倍以上の時間を要しました。丸一日かかってしまうことも・・・。

もちろん個々のタイピング速度やリスニングスキルによって、テープ起こしに要する時間は違ってきますが、音声を一言一句漏らすことがないように何時間も注意深く聞き、それをタイピングし続けるということは、想像を絶する過酷さでした。

とはいえ、納期さえ守れば自分の空いた時間に働けるという、ある程度自由度の高い仕事であり、在宅ワークも可能であるということは、大きな魅力に違いありません。

必須である特別なスキルも特にないので、その気になれば誰でも始めることができます。

初心者の方にとっては慣れるまでが特に大変ですが、慣れてしまえば自分のペースで淡々と仕事ができるので、一人で黙々と作業することが好きな人にはおすすめの仕事だと感じました。

仕事を始めるために必要なモノ

テープ起こしを始めるにあたって、気になるのが初期投資ですよね。

在宅でテープ起こしの仕事を始める場合、受注や音声データの受け渡しから納品まで全てオンライン上で行うことになるので、必須なのはインターネット環境パソコンです。

その他、フットスイッチなどあると便利な機器もいろいろありますが、まずは最低限必要なものをご紹介します。

ヘッドホン

何といっても音声を聞き続けなければならないので、ヘッドホン、イヤホンは必須です。

私は最初、手持ちのイヤホンを使っていましたが、後半は相方が貸してくれた少し高めのヘッドホンを使用していました。

ノイズキャンセリング付きで、しかも長時間使用していても耳が痛くならず、非常に付け心地の良いヘッドホンでした。

音声によっては、雑音が入っていたり声が小さかったりと、非常に聞きづらいものがあるのも事実。それを考えると、少し良いスペックのヘッドホンを用意しておくのもいいかもしれません。

ただ個人的には、もともと保有していた安いイヤホンでも、仕事自体は問題なくできました。

記者ハンドブック

記者ハンドブックとは、正しく読みやすい文章を書くために、共同通信社が発行しているライターにとっては必須ともいえる用字用語集で、実際に私がテープ起こしの仕事を始めたときに新たに購入したものは、この本のみです。

テープ起こし会社に登録する際、記者ハンドブックを持っていることが条件にあったので、すぐに購入しました。

クライアントや登録しているテープ起こし会社によって、それぞれ原稿作成時の表記ルールが定められているのですが、おそらく多くのテープ起こし会社で、記者ハンドブックに準拠した表記で原稿作成が行われています。

これは品質担保のためであり、作業を行う人によって表記がバラバラになってしまったりすると、非常に読みづらい原稿になってしまいますよね。

表記を統一して読みやすい文章を書くためにも、記者ハンドブックは必須であるといえます。

テープ起こしとはまとめ

テープ起こしという仕事についてまとめると、下記のとおりです。

ポイント

  • 必須のスキルはないので、初心者にもおすすめ
  • 受注から納品までオンライン上で完結できるので、完全在宅ワークも可能
  • 基本的にはネット環境パソコン、そしてヘッドホン記者ハンドブックがあれば始めることができる
  • 仕事に慣れるまでは苦労する場合も

慣れるまでは根気のいる大変な仕事なので、初心者のうちは「割に合わない!」と感じてしまうこともあるかと思います。ただし、自分のやり方やペースをつかんでしまえば、あとは黙々と作業をこなしていくだけです。

つまり、とにかく継続して一日も早く仕事に慣れることが大切。(約一年しか仕事をしていない私が言うなって話ですけど)

在宅ワークに挑戦してみたいけど、特別なスキルもないしどうしよう・・・という方は、テープ起こしという仕事に是非挑戦してみませんか?

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