テープ起こしっていったいどれくらい稼げるのか疑問だなぁ。
現在テープ起こしに興味のある方の中には、このような疑問をお持ちの方も多いと思います。
テープ起こしの仕事への挑戦を決めた当時の私も、同じ疑問を持って情報収集に時間をかけていました。
新たな副業を始めるうえで、収入は最も気になる、大事な情報の一つですよね。
もちろん、稼げる金額は個々の経験やリソースなどで変わってきますが、せめてある程度の目安だけでも知ることができれば・・・!
そこで今回は、実際に初心者からテープ起こしの仕事をスタートさせた私が、テープ起こしの報酬の仕組みについて、また私自身が得ていたリアルな収入を公開します。
テープ起こしは稼げる!?
テープ起こしは非常に根気の必要な仕事ですが、特別な経験やスキルが必要なく、誰でも挑戦できる仕事であるといえます。
そのため、数多くある在宅ワークの中でも、テープ起こしは初心者の方が比較的挑戦しやすい職種です。
また、その他の在宅ワークに比べると報酬も高いことが多く、個々の能力や仕事量にもよりますが比較的稼げる仕事であるといえます。
ただし、始めるにあたってはいくつか注意しておくべきことも。
後々、「わりにあわない!」「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、始める前に以下のことを理解しておく必要があります。
まずは継続!仕事に慣れてペースを上げていくことが必要
どんな仕事でもそうですが、安定して稼げるようになるにはまず継続が必要です。
特にテープ起こしという仕事は少し特殊で、例えば請け負った音声が60分のものだとしても、実際に音声から全て文字に起こして原稿を完成させるまで、どれくらいの時間がかかるのか非常に予測しづらいという点があげられます。
60分の音声だと、全て文字に起こすのに平均で3~6時間必要と言われていますが、実際には音声の質や、個々の能力値によって違ってきます。
とりわけ初心者にとっては、自分のペースが分からず、予想していた時間を大幅に過ぎてしまうこともあるでしょう。
私は10時間程度を見込んでいた仕事に、倍の20時間かけてしまったことがあります・・・
テープ起こしでは、一本の音声の報酬はあらかじめ決まっているので、仕事に時間をかければかけるだけ、時給換算は下がっていきます。
そのため、仕事に慣れて自分のペースをしっかりつかめるようになるまでは、かかる時間の割に報酬が少なすぎる、と感じてしまうかもしれません。
早く仕事に慣れて、仕事のペースを上げることができるようになるまでは、諦めずに継続することが大切です。
「すきま時間」や「片手間」でできる仕事ではない
在宅ワークなので、家事や育児の合間に少しだけ、と考える人も少なくないと思います。
もちろん、数時間単位で、一度にある程度まとまった時間が取れるなら問題はありません。
しかし、家事や育児に忙しく、頻繁に仕事を中断しなければならいとなると、ちょっと難しいかもしれません。
テープ起こしは集中力と根気が必要な仕事です。
音声を一言一句逃さず繰り返し聞き続け、それをタイピングしていくという作業は、簡単な単純作業のように聞こえますが、実際は非常に労力を使います。
集中して音声を聞くためには、ある程度静かな環境と、まとまった時間を用意しておくことが重要でしょう。
そのため、すきま時間や片手間でできる仕事を探している、という方にはあまりおすすめできません。
テープ起こしの報酬ってどうなの?
ここからは、仕事をする上で一番気になる(私は)、テープ起こしの報酬についてお話していきます。
報酬の計算方法は、〇〇円/分が基本!
契約にもよるのかもしれませんが、テープ起こしの報酬は、基本的に「1分〇〇円」という形であらかじめ決められています。
テープ起こしの専門会社と契約する際、上記のような「1分あたり〇〇円」と記載された契約書にサインすることになるかと思います。
〇〇円の部分は、もちろん経験年数や実績によって変わってきます。
私は契約時、担当の方から「希望単価はありますか?」と聞いていただきました。
初心者だったので相場がわからずお任せしましたが、提示された単価は予想よりもよく、拾ってくださったその会社には感謝しかありません。
テープ起こしの仕事を受注する方法はいくつかありますが、私の経験上、専門業者と契約する方が、クラウドソーシングサイトを利用して受注するよりも単価は高いと感じました。
また、専門用語が多く出てくるような専門性の高い分野や、英語など外国語の音声を扱える場合は、単価も高くなる可能性があります。
初心者だった私のリアルな収入!時給換算すると驚愕の〇〇円!
さて、私の初めてのテープ起こしの仕事は、とある動画内の発言を全て文字に起こすというものでした。
約30分の動画で、「初めてだから余裕を見て5時間くらいかな~」と仕事を開始しましたが、実際にはトータル10時間弱かかってしまい、時給換算すると約250円という結果に。
初めてとはいえ、自分の仕事スピードの遅さに愕然としたのを覚えています。
その後もめげずに紹介してもらった仕事を受け、徐々にスピードも上がっていき、何とか納得できるところまで時給換算をあげることができました。
約一年間テープ起こしの仕事を続けましたが、後半は、30分~60分程度の音声の依頼を月に3~4本受け、月平均1万円~2万円程度の報酬を受け取っていました。
まとめ
テープ起こしの報酬について、私の経験をもとにお話ししてきました。
私の大まかな報酬額をお伝えしましたが、こればっかりは本当に人によって大きく違ってきますので、「こんな一例もあるんだな~」と参考程度に見ていただければ幸いです。
かなり過酷な仕事ではありますが、タイピングやリスニングに自信がある方、もくもくと作業をするのが好きな方には向いている仕事ではないかと思います。
自分のペースが分かってくると、仕事に費やす時間から逆算して予定を組むことができるので、ある程度自由度も高く、おすすめの仕事です。
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